住まいの環境デザイン・アワード2010−人と環境と住空間デザインの真の融合をめざして−

グランプリ

SPROUT

設計:峯田 建+恩田 恵以/スタジオ・アーキファーム
施工:藤建設工房

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東京近郊の農家で、現代の農業に特徴的な課題を克服した住宅。現代の農業では、多くの車両を使うため、家のまわりが雑多になり、周辺の自然環境と切り離されてしまう。
そこで、この住宅では、建物の四方に、地面を持ち上げたような中空庭を設け、その下に農業用車両や機材を収納。ワンルームの2階LDKからの視界に、車両や機材は入らず、芝生の中空庭を通して、周辺の豊かな風景を望むようになっている。
井戸水による屋根散水や、敷地内の間伐材を使う薪ストーブ、さらにはその暖気をダクトで送って利用する1階の床暖房など、極力、エネルギーを自給するための工夫も見られる。

審査講評

緑化した屋根を、室内からの眺望に採り入れた住宅は珍しい。環境的な機能と空間構成とが、最後までよく練られている。「食」を担う農業は、持続可能な社会を築くうえで重要な存在で、そのためには各農家が魅力を増すべきだ。この作品は、そうした認識を伝える好例とも言える。

DATA

所在地 : 埼玉県所沢市
家族構成 : 夫婦+子ども1人
敷地面積 : 2232.73m2
建築面積 : 149.89m2
延床面積 : 68.74m2
構造・階数 : 木造・一部S造、地上2階
完成 : 2009年8月
設備 : 太陽熱温水利用、太陽光発電

図図図図

写真=細矢 仁、 スタジオ・アーキファーム

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