2011 環境デザイン最優秀賞

所沢の家

設計 : 棟尾 聡/棟尾建築設計工房
施工 : 平成建設

落葉樹に包まれた北西向きの斜面地に建つ。樹木も含め、もとの土地に極力手を加えずに3層の小さな箱を埋め込んでいる。ブリッジを渡るアプローチやデッキテラスは、木々の梢を間近に眺める樹上空間のような雰囲気を持ち、その落葉樹は、夏は日射を遮へいし、冬は暖かい日差しをもたらす。
建物内は、蹴上げ部分をルーバー状にした階段室を中心に空間を構成。3層を一つの空間と位置付けて空調や換気を計画し、最小限の高効率設備で室内環境を整えている。
建築系の研究者である住まい手は、環境性能に関する様々な実験をしながら、エネルギー消費を抑え、自然と共生する暮らし方を追求している。

審査講評

東京の近郊に残された里山のような自然とうまく共生する住宅がつくられている。自然環境を生かした立体住居には、しっかりとした"大人の設計"が見られる。パッシブとアクティブの双方の技術をうまく融合している。住まい手が様々な環境実験をしながら、暮らしを楽しんでいる点も好感が持てた。

DATA

所在地 : 埼玉県所沢市
家族構成 : 夫婦+子ども1人
敷地面積 : 496.57m2
建築面積 : 38.79m2
延床面積 : 120.58m2
構造・階数 : 木造・一部RC造、地下1階・地上2階
完成 : 2010年4月
主な設備 : 家庭用燃料電池エネファーム

Photo : 齋藤写真事務所


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