2011 住空間デザイン最優秀賞

FLAT

設計 : 大江 一夫+大江 泰輔/マニエラ建築設計事務所
施工 : アルフ

丘の上に広がる分譲地の南西角、瀬戸内海を見渡す敷地に建つ。背後の山並みに溶け込むように、一枚の折版屋根を載せただけの平屋住宅とした。内部には、中庭を挟んで夫婦それぞれの趣味の空間が配置されており、一番奥には瀬戸内の眺望に向けて開かれたリビングがある。
屋根は二重折版で、厚さ100mmのグラスウールを充てん。深さ1300mmの軒が、夏は日射を遮り、冬はリビングの奥まで日差しを迎える。
空間構成もシンプルだが、設備も床暖房と一台のエアコンのみ。住まい手も、そうした簡素なしつらえと周辺環境との調和を楽しみながら暮らしている。

審査講評

たっぷりと軒を出した一枚の屋根の下に、空間全体を柔軟に使える現代の民家のような心地よい空間が広がっている。アプローチから抜けていく中庭のスケール感と雰囲気がとてもいい。住空間に無駄がないだけでなく、住まい手自身もシンプルを旨として、生活を楽しんでいるところがすばらしい。

DATA

所在地 : 広島県大竹市
家族構成 : 夫婦
敷地面積 : 422.22m2
建築面積 : 139.03m2
延床面積 : 122.56m2
構造・階数 : S造、地上1階
完成 : 2008年3月
主な設備 : エコジョーズ

Photo : 松村 芳治


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