2019 準グランプリ

観察と試み ―標準的な木造一軒家を60 代の一人暮らしである施主が開く―

設計:西田 司 + 神永侑子 + 鶴田 爽/オンデザインパートナーズ
施工:伸栄

築50年、標準的な木造2階建ての一軒家の改修。この家に長く住む、60代一人暮らしのITセキュリティ研究者より「プライバシー感を考えたい」という要望を受けて、個人住宅と社会とのつながりを減築によって検証する試み。前面道路と敷地を隔てていた塀は低くなり、1階の減築によって広くなった庭や玄関土間、および開口が大きくなったリビングを介して、街の様子や通りかかる人の姿を眺めることができる。気軽に訪れた近所の人たちを、風が通り抜け光が降り注ぐリビングに迎え入れる。日常の一部を街とつなぎ、見守り合いながら生活する新たな住まい方を提案している。

DATA

所在地:東京都調布市 家族構成:単身者
面積(敷地/建築/延床):205.62m2/103.98m2/155.45m2
構造:木造 階数:地上2階 完成:2017年10月
主な設備:エコジョーズ、ガスコンロ
Photos :鳥村鋼一

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