2015 グランプリ

360゜

設計:納谷新/納谷建築設計事務所
施工:飯塚工務店


敷地を読むのではなく、心地よい居場所を描いたスケッチをもとに土地を探すという、普通とは逆のアプローチで建てられた建築家の自邸。設計でも、建物の内部を仕切るのではなく、自分にとって居心地のよい場所を、仕切ることなくつなげていった。その結果、建物の外形はデコボコになり、6 つの床レベルが生まれた。地中に90 ㎝埋めた1 階LDK や、芝生の屋根、奥行2.5m の庇など、快適な場所が環境性能も備えるように設計されている。

審査講評

特別に革新的な取り組みがあるわけではないが、空間構成や環境性能の確保など様々な要素を、自然体でさりげなく融合させた絶妙の設計が見られる。半ば地中に埋めた1 階LDK や、芝生の屋根など、個々の居場所も素晴らしいが、それを超えた全体が、言葉で表現しえないほどの空間にまとめられており、今年のグランプリに値する。

DATA

所在地:川崎市麻生区
家族構成:夫婦+子ども2人
敷地面積:192.56m2
建築面積:73.21m2
延床面積:94.79m2
構造・階数:木造、地上2 階
完成:2013年10月
主な設備:エコジョーズ、ガス温水床暖房、
ミストサウナ付き浴室暖房乾燥機

photo(外観):Photographers space
photo(内観):吉田誠


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